在宅ワークでのトラブルに関して

在宅ワークのデータ入力業務を行う過程で、
出来得ることなら、トラブルなんて面倒ごとは避けたいものです。

在宅ワーカーとしての最低限の常識をわきまえ、
納期まで確実に業務をこなし、成果物の品質も良好なら、
実は悪徳会社の魔手に絡め取られていた!!のではない限り、
問題はほとんど起きないといいでしょう。

しかし、依頼会社の倒産や、在宅ワーク界の構造上の問題で、
金銭的トラブルが少なからず発生しています。

◇依頼会社の倒産で報酬が支払われない場合◇

データ入力の報酬の支払い額は、60万円以下であることが大半だと思いますので、
少額訴訟制度と呼ばれる簡易裁判の手続きを行い、
相手先会社に対して訴訟をする方法がありますが、
倒産していることで大方の発注会社は、すでに資産と呼べるようなものはなく、
結局のところ無駄骨に終わるケースに至るのが普通です。

実際問題として、泣き寝入りするしかありません。

◇在宅ワーク界の構造上の問題にて報酬の支払いが遅滞!?◇

単純作業のデータ入力ほど、俯瞰してみれば、
大規模な仕事であることが多く、1件につき何百人も業務に従事しています。

それゆえに、
元請(1社)→下請(1〜3社)
→孫請(1〜3社又はグループ)→在宅ワーカー達
との構造になり、各々の連絡や各自が何を分担しているのかが、
容易に把握しかねる複雑な状況に陥ることが多々あります。

元請の発注会社は下請・孫請となった会社の担当業務の
全成果物を回収しない限り、報酬は支払いません。

その為、一部で遅れが生じると、
自分の受注業務が完了し、報酬の支払い期日になったにも関わらず、
支払いが行われないことがあります。

本来なら、そうなった場合でも自分が直接受注契約した会社は、
期日に支払う義務があるのですが・・・・実際のところ、
会社の予算上の都合から遅れてしまうことが多いです。

下請や孫請のないデータ入力業務を受注することが最善なのですが、
在宅ワーカー間の競争が激しい為、仕事にありつける機会を得るのが大変な現状では、
なかなか思い通りにいかないのが悲しいところです。

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